病気
パグがかかりやすい主な病気
病名:パグ脳炎
症状:
9ヶ月から4歳ぐらいで発症する症例があります。全身性の発作、麻痺、同じところをぐるぐる回る旋回運動、首が傾く、目玉がキョロキョロ動き焦点が定まらない、金切り声上げるなどの神経症状などがみられます。それは脳内の病気に冒されている部分によって変わります。死亡する前にはてんかんを起こしたり、昏睡状態になることがあります。
治療法:
残念ながら、この病気の原因や治療法はまだ分かっていないようです。通常、パグ脳炎の診断にはMRIによる画像診断が必須です。例えば発作の内容とか、神経学的な異常だけではパグ脳炎の診断はできません。あくまでも、画像診断が必要ということです。そして、正しい診断があってこそ、初めて、正しい治療ができるのです。
病名:軟口蓋下垂
症状:
呼吸が苦しくなりカエルの鳴き声のような音がしたり、寝ている時にイビキをかいたりします。口の中、上の歯の奥の部分が長く垂れ下がっている状態で、長すぎると慢性の咽口頭炎を起こす場合があります。
治療法:
手術で長すぎる部分を切除すれば直ります。
病名:脂漏性皮膚疾患
症状:
皮膚の脂の分泌量が多いと起こる疾患です。脂の分泌量が多いと、フケなどがたくさんたまり、二次感染が起こって皮膚炎を発症します。これが脂漏性皮膚炎です。
二次感染で多いのが真菌(カビ)です。これが繁殖するとアレルギー反応を起こして、皮膚炎を発症します。原因は、皮膚の脂ですので、皮膚のシワが多いシワの間、脇の下、内股、尻尾の付け根などの部分に発症しやすくなります。
治療法:
シャンプーの回数を増やしたり、コントロールしやすいシャンプーを選び、皮膚の脂をコントロールします。
ただし、皮膚の脂を落としすぎるのはいけません。その犬の症状に合わせて適切なシャンプーを使うことが大切です。ケアを怠ると悪化しますので、万全に対処しましょう。
病名:皺壁膿皮症
症状:
シワやヒダの間の毛根に細菌が繁殖し、皮膚炎を起こす病気です。皮膚のただれ、炎症、発赤、潰瘍、異臭、かゆみなどの症状がでます。
治療法:
皮膚を清潔にしましょう。汚れがたまりやすいヒダの部分を十分に洗ってあげましょう。
病名:眼瞼内反症
症状:
まぶたがはれぼったいため、内側に反りやすい傾向があります。まぶたが目の内側に反れていると、まつげが角膜を刺激し、慢性角膜炎を起こす場合があります。
治療法:
皮膚を切って、内反しているまぶたを外に出す手術をします。
病名:熱射病
症状:
32度以上の高温時に換気が悪いところに置きっぱなしにしたり、運動をさせたりした場合に起りやすくなります。最初は、放熱をするためにあえぎ呼吸をしますが、過度になると元気が無くなり、ひどい場合は死亡します。
治療法:
まず、応急処置として体温を下げることです。胸部や脇の下、4肢を冷水で冷やします。その後は、すぐに獣医さんに連れて行きましょう。
病名:毛包虫(ニキビダニ、アカラス)症 別名:アカラスニキビダニ
症状:
皮膚の免疫防衛機能がまだ成熟していないような幼犬に多く感染します。治りにくい難治性皮膚病の一つです。通常、健康な犬の皮膚にも見られます。
若齢犬の毛包虫症は、生後3~12ヶ月に起り、短毛種に多く見られます。成犬の毛包虫症は、5歳を過ぎるとかかることが多く、他の病気や癌に関連している場合が良くあります。イヌニキビダニダニは、少数ですが全ての犬に存在します。限局性毛包虫症は最も症状の軽いタイプです。通常は頭部や前肢の数ヶ所の毛が抜けるだけです。局所だけ侵される犬はほとんど完全に治ります。
治療法:
獣医さんでイベルメクチンを0.3ml/10kg投与します。殺ダニ剤のアミトラズ(ダニカット)の700倍希釈液を、週1~2回全身塗布し、そのあとはよく風で乾かします。治療時の注意は、目に入らないようにしたり、ふき取らないようにすることです。
病名:熱中症
症状:
気温の高い場所に長い間いた場合
激しくあえぐ、よだれを流す、体温が上がる、口の中が赤い、ぐったりしている
こんな症状があったら熱中症と疑って見てください。炎天下で直射日光を浴びた場合を日射病と呼びますが、症状は同じです。また、興奮したり激しい運動をしたりした後にも同じ症状になる場合があります。
治療法:
まず第一に、体を冷やす事が大切です。シャワーなどで水を浴びせ体温を下げ、水を充分に与えます。念のために、すぐに動物病院で受診しましょう。病院へ行く際は、タオルを巻いた保冷剤などを頭と手足にあて、あえぐような呼吸が治るまで冷やしながら、冷房の利いた車などで移動しましょう。目安は、体温が39度くらいになるまでです。
病名:糖尿病
症状:
初期は暴飲暴食となりどんどん太っていきます。中期~後期にかけては痩せていきます。飲み水の量の増加は病気のサインですので注意しましょう。
治療法:
他の犬に比べてパグの発症率は高く、特に♀犬に発生します。動物病院で受診しましょう
病名:細菌性外耳炎、マラセチア性外耳炎
症状:
パグの耳は垂れ耳で通気性が悪く、耳の中が油っぽいという事が挙げられています。パグの耳が油っぽい理由は、中の分泌腺が発達しているためで、この油が微生物の餌になり繁殖します。
マラセチアというカビが増殖すると、非常に強い痛みが起こります。そして、発酸臭(ツーンとした臭い)のするキャラメル状の耳垢が出るようになります。さらに再発性外耳炎が起こりやすくなります。
治療法:
外用薬を1本保管しておきましょう。定期的に耳の掃除をしましょう。外用薬を塗布しても副作用がおこることは殆どありません。
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